白い雲
詞・曲 アーストラベラー
暑い暑い夏の午後  流れる汗が滲むアスファルト 遠い記憶を蘇えらせた 蜃気楼越しのベンチ  楽しいような切ないような  この胸をくすぐる思い出が 景色をセピア色に染める  流れる雲が 流れる雲が  まるで君への想いのようで 手が届きそうな 手が届きそうな  だけど掴めないココロ  熱い熱い太陽が 少し避けられる木陰のベンチ 木漏れ日が照らした君の手に 触れる事もできなくて・・・  飛び出しそうな 張り裂けそうな  この胸の中で暴れてる 想いを言葉にできなくて・・・  「好きなんだ」 と言えなかった  あの時の僕には あと一つ  きっと足りないものが・・・uh  あと少しだけ あと少しだけ 僕に勇気があったなら・・・ もう少しだけ もう少しだけ  君に想いを伝えられたなら 手が届きそうで 手が届きそうで  掴めそうだった あの雲は 遠い街まで 遠い街まで  流れて見えなくなった 青い空の  彼方へ・・・

夏の暑い日 ふと通りがかった公園は 学生時代によく行っていた場所だった。 もう何十年も前の事だけど あのベンチで あの娘とよく話したなぁ・・・。 なんて思っていると 蜃気楼が目の前をセピア色に染め 過去の自分が映っていた。  ひと夏の ほろ苦い片思いを 明るく歌った一曲です。